過去には「ペットボトル・ロケットの流体力学」というテーマで,実際にペットボトル・ロケットを製作して,
その飛行性能などを実験的に測定したり,理論的に考察したりしました.
最近は「マイクロ風力発電」をテーマにしています.
「マイクロ風力発電」とは,サイズやコストなどの制約条件の下で,小型の簡単な風力発電機を自由にデザイン・製作し,
一定の風を与えたときの発電性能などを実験的に測定したり,
数値的に解析したり,理論的に考察したりしてみましょうというものです.
風車のねじれた羽根(ウインド・タービン・ブレード)の立体的なデザインには3D-CAD,製作には3Dプリンタ,数値解析には3D-CFDを用いています.
現在,再生可能エネルギーの利用拡大などの観点から,
太陽光発電,風力発電,小水力発電,地熱・温泉発電,バイオマス発電などが注目されていますが,この「マイクロ風力発電」のテーマは,
今のところ特に実用化などは考えておらず,エンジニアリング・デザイン教育用として考えています.
そこでの経験も活かして,近い将来には,小型の水車(ハイドロ・タービン,ウォーター・タービン)を用いた「マイクロ水力発電」などなど,他のテーマもやっていければ(?)と思っています.